個人のパーソナルトレーニングジムがSEOで勝てない理由【対策あり】

個人のパーソナルトレーニングジムがSEOで勝てない理由【対策あり】

パーソナルトレーナーが独立してパーソナルトレーニングジムを開業する人がだいぶ増えてきました。

開業するとまず集客しなくてはいけません
おそらくほとんどの方が立派なホームページを作って検索して上位に表示してもらうためのSEO対策を勉強したと思います。

私もパーソナルトレーニングジムを経営していますがパーソナルトレーニングジムのSEO対策は最近かなり難しくなってきています。
一般的なSEO対策を施しても個人で戦うのはほぼ無理ゲーでしょう。

なぜかというとライバルが強敵なんです。
そのライバルというのは

・アフェリエイター
・大手のパーソナルトレーニングジム
・ホットペッパービューティー

この強敵に立ち向かうには戦略が必要です。
今回はパーソナルトレーニングジムのSEO対策の特徴とどうすればホームページから新規顧客を獲得するかを解説します。

最近のSEO事情


グーグルは検索する時にユーザビリティを考えホットペッパー食べログのような情報サイトが上位にくるようなアルゴリズムになってきています。
整体に行こうととグーグルで検索する時に一つ一つのお店を調べていくよりホットペッパーやとポータルサイトを見た方が早いですよね。

「パーソナルトレーニング おすすめ」といようなキーワードで検索すると「2021年おすすめパーソナルトレーニングジムランキング」のようなサイトがたくさん出てきます。
みなさんのエリアでも試してみて下さい。

パーソナルトレーニングジムに限らずエステや脱毛なども検索するとこのようなランキングサイトが上位を占める傾向にあるため個人のサロンはSEO対策を施してもページの上位にはなかなか表示されません。

SEO対策をするにはアフェリエイターが作成するランキングサイトやホットペッパービューティー、そして大手のパーソナルトレーニングジムより上位表示されなくてはいけないので難しくなってきています。

アフィリエイターとは、アフィリエイト広告(成果報酬型のインターネット広告)を自分のサイトやブログ、SNSなどで紹介し、そこから商品が売れたときに支払われる成果報酬を広告主から得ている人のことです。

最大の敵、アフィリエイター

パーソナルトレーニングジムをグーグルで検索すると上位には○○(地域名)のおすすめパーソナルトレーニングジム9選のようなサイトが並びます。
このサイトをクリックして見てみると上位にランキングされるジムはだいたい以下のような大手が占めています。

24/7Workout
ライザップ
アウトライン

なぜこのような結果になるかというと
アフィリエイターはアフィリエイトに登録している会社を意図的に上位にランキングします。
このアフィリエイターが作ったランキングサイトからアクセスして体験を予約するとアフィリエイターに数千円バックされる仕組みになっています。
なので個人のトレーニングジムがランキングされることはありません。されたとしてもランキングを成立させるために下位に掲載されます。

アフィリエイターの中にはこのようなサイトを作って生計を立てている人もいるのでSEO対策のプロフェッショナルです。
個人では到底かなわないでしょう。

この後の項目でこの強敵に立ち向かうための対策を紹介します。
ポイントは地道にコツコツ、継続して対策をしていけば即効性はありませんが必ず結果が付いてきますので頑張ってみて下さい。

強敵に勝つ対策① リスティング広告

グーグルで検索をすると検索結果の最上位に広告枠が入ります。
この広告をリスティング広告PPC広告と言います。
ここのエリアに広告を出せばクリック率がかなり上がります。
ただし有料なので費用対効果を見極めなければ行けません。
大都市ではクリック単価がかなり高くなります。
またリスティング広告もキーワード選定や魅力のある広告文の作成などテクニックが必要になってきます。

強敵に勝つ対策② MEO

MEOとは「マップエンジン最適化」の英語名Map Engine Optimizationの頭文字を取った言葉です。
グーグル検索に表示されるローカル検索結果でGoogleマイビジネスの情報を上位化する施策のことを指します。
MEOは無料で個人でもできます。
MEO対策は必須なので勉強して必ずMEO対策は行いましょう。
個人でもお金をかけずに大手に勝てる唯一の手段です。

強敵に勝つ対策③ 差別化キーワード

パーソナルトレーニングジムがSEO対策をする時には「パーソナルトレーニング×地域名」というようなキーワードを狙うのが一般的です。
しかし、このキーワードではアフィリエイトサイトや大手のジム、最近パーソナルトレーニングに力を入れつつあるホットペッパーに上位を独占されているので上位表示はほぼ無理でしょう。
そこでキーワードをもう一つ付け足して対策を立てる必要があります。
「パーソナルトレーニング×○○×地域名]
この○○に入る差別化キーワードを考えていきましょう。

①トレーニングの種類による差別化
加圧トレーニングやTRX、自重トレーニング、フリーウエイト、など独自のメニューがある場合はタイトルに必ず入れましょう。
②施設やサービスでの差別化
完全個室、女性限定、アスリート専門、など店舗の独自性をアピールできるキーワードで攻めましょう。

その他の検索されやすいキーワード
口コミ、人気、格安、当日予約、無料体験、などを組み合わせてタイトルに入れて記事を作成しましょう。

ダイエット系のキーワードは競合が多いので諦めましょう。

まとめ

パーソナルトレーニングに限らず整体や脱毛、エステサロンにも言える事ですが、
SEOで地域ナンバーワンを取るのは以前と比べかなり難しくなってきています。
10年前位は私の経営する整体院は「整体×地域名」「マッサージ×地域名」「カイロプラクティック×地域名」など複数のキーワードでトップを取っていましたが
現在は1ページ目に掲載されるのがやっとです。
インプレッション数が少なくなりますが差別化したキーワードを選択してSEO対策をした方が確実に新規を獲得できます。これから開業する方は開業前から他店と差別化したメニューやサービスを考えて店舗作りをすると集客する時に効果が発揮します。

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