整体院の集客にも使える50万円の補助金【小規模事業者持続化補助金】

整体院の集客にも使える50万円の補助金【小規模事業者持続化補助金】

整体院やサロンを個人で経営するみなさん、持続化給付金はもう申請しましたか?
休業していた店舗は休業補償の申請や10万円の給付の申請など事務的な仕事で
忙しい事と思います。

しかし、まだみなさんが利用できるあまり知られていない補助金の制度があるんです。
それが【小規模事業者持続化補助金】です。
コロナで影響を受けたフリーランスのための100万円がもらえる持続化給付金とは名前が似てますがまったく別の制度なので間違えないでください。

今回の記事ではこの持続化補助金について解説します。

この申請が6月5日までとなっているのでこの記事を読んで興味を持った方がいましたら
他の助成金の申請は後回しにして持続化補助金を申請しましょう

小規模事業者持続化補助金とは


この制度はあまり知られていませんが元々ある制度で今回のコロナの影響で作られたわけではなく、申請して補助金を受け取っている整体院の経営者も毎年何人もいます。

事業の継続や拡大のために商工会議所と相談し支援を受けながら経営計画を作成します。
その際にかかる費用の3分の2(50万円まで)の補助を受けれます
今回の公募では新型コロナウイルスにより経営上の影響を受けながらも販路開拓に取り組む事業者は少し有利になるようです。

補助対象となる整体院やサロンの条件は?

整体院や整骨院などのサービス業は補助対象に入っています。
病院や歯科などの医療従事者は対象になりません。
また事業規模が常時使用する従業員の数が5人以下となっているのでご注意ください。

どんな経費が補助対象になるの?

整体院では集客全般が対象となります。
例えばチラシを作成してポスティングする費用やホームページの製作費など
また店舗改装や予約システムの導入などにも利用できます。

ただし経営計画に基づいた経費の利用が条件なので高齢者の販路を拡大する方針であるなら
店舗をバリアフリーにする、手すりを設置するといったような関連性が重要です。
ただ新しいパソコンが欲しいから補助を申請するといったようでは受給できません。

持続化補助金の受給までの流れ


申し込みをするには受付期間の確認をしてまずは商工会議所に行きましょう。
2020年ですと第2回の募集を現在受付中で締切が2020年6月5日(金)です。
次回の締切が10月になるので申し込みを考えている方は急ぎましょう。
※この記事の執筆は5月中旬です。

持続化補助金の申請の流れ

ホームページから申請書をダウンロードして記入
https://r1.jizokukahojokin.info/index.php/sinsei/

この申請書を地域の商工会議所に提出して補助事業者の要件を満たしているか等の確認と経営計画を支援を受けながら作成

日本商工会議所へ申請書類一式を送付

採択・不採択の決定

事業を実施し実績報告書を提出

日本商工会議所より補助金交付

複雑そうに見えますが商工会議所の担当が手順を教えてくれるので何でも聞きながら進めていきましょう。

持続化補助金の書類の作成方法

持続化補助金には「経営計画書」の作成が必要なのでこの部分で難易度が高いと感じる方が多いと思います。
これに関しては商工会議所に聞きに行けばある程度アドバイスを受ける事が出来ます
また補助金申請の代行会社というのもあるので日常の業務に忙しい方は専門家に依頼するという手段もあります。5万円程度が相場のようです。

まずどんな費用に対して補助を受けるのかを明確にします。
整体院の場合は宣伝広告費やHP作成費用、また新メニューの為の医療機器の導入などでしょうか。
多くは売上をアップするための施策なのでその費用を使う事でどの位の売上増加が見込まれるか
もしくは顧客満足度があがるかなど明確な理由付けを記入する必要があります。

そのあたりが明確になっていれば業者に頼まなくても自分で作成可能です。

以下のページで持続化補助金を採択された事業者がどのような取り組みを行ったかの事例集があるので参考
にしてみて下さい。
https://www.jcci.or.jp/chusho/jizokuka/jirei/monochrome.pdf

コロナの影響との関係は?


今回の補助事業ではコロナで影響を受けた店舗を積極的に助成します

対象者の条件は任意の1か月間の売上高が、前年同月と比較して10パーセント以上減少した中小企業者です。
これに関しては特定の専門機関による証明が必要です。
コロナ融資で取得したセーフティネット保証制度4号の認定書がある方は利用できるので申込書に添付しましょう。

逆に言えば今回の補助金はコロナの影響を受けてない店舗は認定が難しい可能性があります。

まとめ

個人事業主でもこの制度は知っている人はいてもなかなか使いづらい制度なので利用してない方も多いです。
まず整体師は資料作成などの業務が苦手な方が多いんですよね。
後、結局3分の1は費用を払わなくてはいけないのでそこを渋っている先生もいます。これが全額補助だったら希望者が続出すんではないでしょうか。

この制度は一度受給しても再び申請が可能です。
一度頑張って補助金の支給までの流れを覚えれば次回は流れが分かっているのでもっと楽に申請が出来ます。
今回のコロナの影響でお客が減少し時間もあるこのタイミングで利用するのがベストではないでしょうか。

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